小判の買取相場
小判は主に江戸時代に流通した金貨の一種です。
形状は楕円状で表面全体に打目が掘られています。
金貨といえばこの形を思い出す方も多いのではないでしょうか?
そんな小判ですが、主な発行時期が江戸時代ということもあり、コレクター品としての価値が非常に高く、高額買取が期待できるジャンルです。
小判は発行時期によって10種類に分類することができるので、今回はその10種類の平均買取相場を紹介します。
ただし、金レートよりもコレクター品としての価値で価格が決まる分、買取店によって価格に幅が出やすいジャンルでもあります。
紹介する価格はあくまで良買取店での買取価格だということに注意してください。
また同じ時期に発行された小判でも貴重性の高いものがあります。
例えば同じ文政小判でも通常のものと献上用のものとでは買取価格に60万円近くの差があります。
献上小判は、将軍家などへの献上用に小判の裏面の金座人と吹屋棟梁の験極印の組み合わせが「大吉」となるよう端正に特鋳された小判で、元文小判、文政小判、天保小判、安政小判、万延小判に存在します。
このように貴重な小判の買取価格は当ページには載せていませんので、気になる方は査定に出してみてください。
※買取価格は2016年12月時点のもので、「普通〜平均より良い」状態での価格になっています。
名称 |
慶長小判 |
元禄小判 |
宝永小判 |
発行期間 |
1601~1695年 |
1695~1710年 |
1710~1738年 |
品位 |
金:86.28% 銀:13.20% |
金:56.41% 銀:43.19% |
金:83.40% 銀:16.55% |
買取価格 |
120~150万円 |
160~200万円 |
80~120万円 |
名称 |
正徳小判 |
享保小判 |
元文小判 |
発行期間 |
1714年の4ヶ月間のみ |
1714~1827年 |
1736~1827年 |
品位 |
金:85.69% 銀:14.25% |
金:86.14% 銀:13.55% |
金:65.31% 銀:34.41% |
買取価格 |
180~230万円 |
40~50万円 |
10~15万円 |
名称 |
文政小判 |
天保小判 |
安政小判 |
発行期間 |
1819~1842年 |
1837~1874年 |
1859~1874年 |
品位 |
金:56.05% 銀:43.58% |
金:56.77% 銀:42.86% |
金:56.77% 銀:43.23% |
買取価格 |
15~20万円 |
8~13万円 |
40~60万円 |
名称 |
万延小判 |
発行期間 |
1860~1874年 |
品位 |
金:57.25% 銀:42.35% |
買取価格 |
6~12万円 |